Ubuntu 10.04 LTSにはネットブック版もリリースされている。
光学ドライブのないネットブックにLinuxをインストールするには、PXEブートでネットワーク経由でインストールするのが一般的に行われている。しかし、ネットワーク経由でのインストールには別途サーバーを立てる必要があり、いろいろ面倒な設定が必要になる。ネットワーク経由でのインストールはThinkPad X31へVine Linux 4.0のインストールを参照されたい。
ネットブックはUSBメモリーからの起動は当たり前になっているので、USBメモリーから起動できるUbuntu 10.04のネットブック版のインストールメディアを作成することで、簡単にインストールが可能になる。
準備するものは1GBのUSBメモリーとインストール用のCDイメージ。ネットブック用のCDイメージはここのダウンロードサイトから入手できる。
尚、デスクトップ版またはサーバー版には2GBのUSBメモリーが必要になる。今回はIOデータの2 GB(TB-ST2G/B)のUSBメモリーを使った。
USBメモリーインストールメディア作成方法
作成方法を以下に順を追って説明する。
DAEMON ToolなどのISOイメージをマウントできる仮想ドライブソフトでダウンロードしたイメージをマウントする。
USBメモリーを挿入し、FAT32でフォーマットする。フォーマットすることで当然データはすべて失われるので、必要なデータはバックアップしておくことを忘れないように。
ISOイメージをマウントしたドライブをExplorerで開き、usb-creator.exeをダブルクリックして実行する。
Make Startup Diskウィンドウが開く。ソースとなるディスクイメージとインストール先のデバイスを選択すると、「Make startup disk」ボタンがアクティブになるので、「Make startup disk」をクリックしてインストールを開始する。この時「Stored in reserve space」で、データ保存領域のサイズを指定しても、後で再度作成しなおすことになるので、ここでは指定しなくてもよい。
インストールには2GBのUSBメモリーで約30分かかった。
インストールが終了したら、Ubuntu 10.04のネットブック版のインストールメディアが完成だ。
作成したUSBメモリーからPCを起動させると、Installer boot menuが現れる。ここでHDDにインストールする場合は「Install Ubuntu Netbook」を選択すればよいが、とりあえずHDDにインストールしないで試してみるため「Try Ubuntu Netbook in」を選択し、試してみることもできる。
しかし、「Try Ubuntu Netbook in」 を選択したところ、"Can not mount /dev/loop1 on /cow"というメッセージが出る場合がある。というか、筆者が試した限りでは必ず出たが。
これは、usb-creator.exeがcasper-rwファイルを正しく作成できていないことが原因のようで、これを解決するには、PDL-Casper-RW-Creatorで再度casper-rwファイルを作成すればよい。
「casper-rwファイルの作成方法」の手順でcasper-rwファイルを作成、インストールすることで、"Can not mount /dev/loop1 on /cow"というメッセージは出なくなり、起動できるようになる。
casper-rwファイルの作成方法
- 作成したUSBメモリーのインストールメディアからcasper-rwファイルを削除する
- PDL Casper-RW CreatorをPendrivelinux.comからダウンロードする。
- PDL-Casper-RW-Creator.exeを実行し、license agreementに同意

- Casper-RWファイルをインストールするUSBドライブを選択し、「Next >」をクリック

- 1GBのCasper-RWファイルを選択し「Create」ボタンをクリック

- インストールが終了したら、「Close」ボタンをクリック



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