AK4499 DAC 基板の設計

4月にデータシートを入手してかなりの時間が経ちましたがAK4499 DAC基板の設計がほぼ完了しました(なかなか時間が取れずズルズルとしてしましましたが)。現在は基板レイアウトをメーカに出してメーカーから基板の納入を待っている状態です。

ここでは、今回設計した基板の概要を簡単に紹介します。

今回の基板もこれまでのPCM/DSD-A449Xシリーズ同様DACのレジスタコントロールは別基板になります。そしてAK4499EQはICそれ自体もピン数が多くチップサイズを大きいのに加え、リファレンス用の電解コンデンサが2200uFを4個使用することもあってローパスフィルター回路は別基板としI-V変換までを実装しています。また、AK4499EQは電源シーケンスに制約がある為それを満足させる回路も組み込んでいます(ここら辺については別の機会に説明します)。

4chあるDACのリファレンス電圧(VREF)は基板内の5Vを使用することもできますが、シャントレギュレータを使用したリファレンス電源基板(小基板)を用意しそれぞれ独立に供給するようにします。

このようなこともあり、基板サイズは130mm x 90mmとこれまでのBeagleBone Black(BBB)サイズと比べるとかなり大きくなっています。

ローパスフィルター基板はフィルター回路部分は全てリードタイプの部品を使用しています。出力ミュート回路はこれも電源シーケンスによっては発生する可能性のあるノイズを防ぐ為の回路を組み込みます。ミュート回路は電源オン/オフのノイズの発生防止をリレーで、その他のミュートはトランジスタで行えるようにしています。でも、このトランジスタミュート回路はデフォルトでは実装しないつもりです。

フィルター基板はAK4499 DAC基板にスタックして接続されます。

では基板の出来上がりを待つことにしましょう。

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