BeagleBone+Botic (Miero) Update new Volumio フォーラムで、Mulletさんが Volumio 2(VERSION:2.779)をBBB+BoticにポーティングしたイメージをDropboxにアップしたと投稿しています。
今の時点でRaspberry Piの最新版がVERSION:2.799で、この一つ前のリリースバージョンになります。BBB+Botic版はやはりMulletさんが昨年11月にVERSION:2.668をリリースしていたのでそれ以来になります。
今回インストール(imgファイルのマイクロSDカードへの書き込み)はMacで行いました。
dd コマンドで書き込むのでターゲットとなるマイクロSDカードのディスクデバイス名が必要になります。このMacに接続されるディスクデバイス名は diskutil list でリスト表示されます。このリストのSIZE等でターゲットのマイクロSDカードは /dev/disk2 であることがわかります。
$ diskutil list /dev/disk0 (internal, physical): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: GUID_partition_scheme *1.0 TB disk0 1: EFI EFI 314.6 MB disk0s1 2: Apple_APFS Container disk1 1.0 TB disk0s2 /dev/disk1 (synthesized): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: APFS Container Scheme - +1.0 TB disk1 Physical Store disk0s2 1: APFS Volume Macintosh HD - Data 239.8 GB disk1s1 2: APFS Volume Preboot 83.6 MB disk1s2 3: APFS Volume Recovery 528.8 MB disk1s3 4: APFS Volume VM 5.0 GB disk1s4 5: APFS Volume Macintosh HD 11.2 GB disk1s5 /dev/disk2 (external, physical): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: FDisk_partition_scheme *16.5 GB disk2 1: Windows_FAT_32 16.5 GB disk2s1
/dev/disk2 をアンマウントします。
$ diskutil unmountDisk /dev/disk2 Unmount of all volumes on disk2 was successful
ddコマンドで書き込みをします。その際、出力ファイルを /dev/rdisk2 と指定すると /dev/disk2 と指定した場合に比べ書き込み速度が速くなります。条件によると思いますが、今回は約1/3になりました(このことは iu さんに教えて頂きました)。
$ sudo dd if=Volumio2.779-2020-07-10-bbb.img of=/dev/rdisk2 bs=1m 2800+0 records in 2800+0 records out 2936012800 bytes transferred in 612.668074 secs (4792175 bytes/sec)
BBBにマイクロSDカードを挿入して電源を入れ、ブラウザで volumio.local とするか直接IPアドレスを指定します。すると以下のように各設定の画面になります。筆者が設定したのは 6/7 のドライブを追加するところでNASの設定をしただけです。
最初の起動時にこのような画面が出るようになったのですね。VolumioのインストールはBBB+Botic版のVERSION:2.668以来ですが、VERSION:2.668でこの画面はなかったと思います。
さて、BBB + B3D-A4495S 基板で再生しようとしたら全く音が出ません。
それもそのはず、一番大事なことを忘れていました。/boot/uEnv.txtの編集をしていませんでした。optargs=行を以下のように変更します。
optargs=snd_soc_botic.ext_masterclk=3 snd_soc_botic.serconfig=MM-- snd_soc_botic.dsd_format_switch=3 snd_soc_davinci_mcasp.mute_pin=3
Windows PC(Mac/Linux) でマイクロSDカードの /boot/uEnv.txt を直接編集できますが、ssh でVolumioにログインしてnano で編集しました。なお、sshを使えるようにするには VOLUMIO_IP/DEV でアクセスして SSH の ENABLE ボタンをクリックします。
これで無事、PCM/DSDの再生ができました。
また、Spitifyのプラグインのインストールも問題なくできています。