SSDAC

トランジスタ技術(以下トラ技)10月号にデジタル・フィルタレスFPGA D-Aコンバータ「SSDAC」についての記事が掲載されました。デジタル・フィルタでは原理的に発生するプリ・エコー、ポスト・エコーのない過渡応答波形を再生できるというのが売りのようです。離散化されたデータを補間するにはスプライン関数を解いたとされる新しい技術を使ってていますが詳細についてはトラ技の当該記事を参照願います。SSDAC特設サイト

まったく新しい技術ということでその音を聴いてみたくなりますよね。

トラ技の11月号にこの「SSDAC」の設計情報が同梱されています。FPGA のソースを含む設計環境と基板のガーバーデータ、部品表、PDF化された回路図等が提供されています。著作権者によりますと、「個人的使用に限り自由に修正、改造できる」ということなので基板を作ってみることにします。てっとり早くガーバーを基板メーカーに丸投げというのもアリですが、もともとMAX10(FPGA)を実装した基板を作る必要があったのと、回路設計環境をこれまでのgEDAからKiCADに移行しているのでその練習もかねて回路図作成とパターンレイアウトをしようと思います。

ひとまず回路図が出来上がった状況です。

基板サイズを100mm x 100mm以内に収めたいので、電源はDC入力として、Combo384とのアイソレーションはしていません。

ちゃんと(BBG + Botic7)で音が出るところまでたどり着けるか乞うご期待。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

  1. yseki118 より:

    ブログ、興味深く読ませていただきました。
    昔、フルエンシー理論を使ったDACがありましたが、考え方としては、フルエンシーの代わりに、スプライン曲線を利用したという理解で良いでしょうか。
    リンク先の動画も見ましたが、いかにも技術者(研究者)然とした小林さんの解説に、好感が持てました。
    フルエンシーの場合、特性で他のDACに劣っていたのが評価されなかった原因のように記憶しています。今回は、その辺のところをクリアーされたのでしょうね。
    BBGでの音出し、期待しています。