これまでDSD512の再生はBBB(G)+BBBブリッジ+RCI-A4490+B3D-A4493試作基板にlightMPD-botic7という組み合わせで行なっていました。AK4493を搭載したDSD-A4493とCombo384にスタックしてAK449xシリーズDACのレジスタ制御するRCB-A449xを頒布したのでWindows10にfoobar2000をインストールしてDSD512を再生するための手順をまとめます。
今回使用したCombo384ドライバ、foobar2000そしてfoobar2000のコンポーネントファイルのバージョンです。
- combo384_drivers_w_1062
- foobar2000_v1.43
- ASIO Support version 2.1.2
- foo_input_sacd-1.1.1a
- DSDTranscoderInstall-1.0.10
Combo384(互換品)は最近(2019年2月)アマゾンで購入した「ATSAM3U1C XC2C64A Amanero USB IISデジタルインターフェイスDACデコーダボードサポートDSD512 32ビット384K I2S DSD出力」でCPUのファームウェアやCPLDのプログラミングファイルのバージョンは不明です(調べてない)。
Win用Combo384ドライバのインストール(USBドライバ+ASIOドライバ)
- Amanero Technologiesのdriversページの「download Combo384 Driver for Windows 10」のリンクをクリックしてダウンロード
- ダウンロードファイルcombo384_drivers_w10_1062.zipを解凍する
- Combo384をPCに接続し、setup.exeを実行する
- USBドライバがインストールされると「Welcome to the Combo384_ASIO64 Setup Wizard」ウィザードが立ち上がるのでASIOドライバをインストールする
- Windows(PC)の再起動
foobar2000のインストール
- foobar2000のダウンロードページでLatest stable versionをダウンロード
- foobar2000_version.exeを実行してインストールする
ASIO supportコンポーネントファイルのインストール
foobar2000で処理したデータをASIOに出力するコンポーネント(プラグイン)をインストールします。
- ASIO supportページのDownloadリンクをクリック
- ダウンロードしたフォルダにfoo_out_asio(またはfoo_out_asio.fb2k-component)ファイルの存在を確認
- foobar2000を起動し、[File] → [Preferences] → [Components] → [Install]ボタンをクリックし、2 を選択する
- foobar2000が再起動するので[File] → [Preferences] → [Components]ウィンドウで「ASIO support」行が太文字になっていることを確認する
SACDdecoderのインストール
foobar2000をDSD対応するためのコンポーネントです。
- SOURCEFORGEからfoo_input_sacd-version.zipをダウンロード
- 解凍ファイル:foo_dsd_processor.fb2k-componentとfoo_input_sacd.fb2k-componentoの2つ
- foobar2000を起動し、[File] → [Preferences] → [Components] → [Install]ボタンをクリックし、2 を選択する
- foobar2000が再起動するので[File] → [Preferences] → [Components]ウィンドウで「DSD Processor」行と「Super Audio CD Decoder」行が太文字になっていることを確認する
DSD Transcoderのインストール
DSD TranscoderはDSDネィティブ方式で再生する為に必要なコンポーネントです。
- SOURCEFORGEからDSDTranscoderInstall-version.zipをダウンロード
- 解凍してできたDSDTranscoderInstall-version.exeをダブルクリック
- 表示される画面に従ってインストール
DSD再生のための設定
Combo384でDSD512を再生するにはNative方式で行う必要があります。ここではNative方式で再生する設定をします。
- foobar2000の[File] → [Preferences] → [Output]をクリックする
- Preferences:OUTPUTウィンドウのDeviceで「DSD:ASIO:DSD Transcoder(DOP/Native)」を選択
- [Output] → [ASIO]をクリックする
- ASIO Driversの「DSD Transcoder(DOP/Native)」をダブルクリックする
- ASIO Device:で「ASIO Combo384 Driver」を選択し、[DoP]となっている所を全て[DSD]に変更して「Close」をクリックする。
- [Tools] → [SACD]をクリックする
- Preferences:SACDウィンドウでOutput Mode:を「DSD」にする
以上でCombo384とfoobar2000でDSD512を再生する環境が整いました。