Arduino IDEでコンパイルしたバイナリはUSBシリアル変換モジュール(ケーブル)でターゲットボードに書き込みますが、比較的手に入れやすいUSBシリアル変換モジュールに使用されているデバイスは、FTDI社製のIC(FT232RL)を使っているものが多いようです。なのでそのドライバーをインストールします。
インストール方法はいくつかありますが、ここではドライバーのファイルをダウンロードしてマニュアルでインストールします。
VCPドライバのダウンロード
FDTI社のVirtual COM Port DriverページにあるWindows x64(64-bit)の最新版をダウンロードします。

インストール
ダウンロードしたファイルCDM v2.12.28 WHQL Certified.zipを適当なフォルダに展開します。
USBシリアル変換モジュールをPCに接続して、 Windowsのスタートボタンを右クリック→デバイスマネージャーを表示させると「ほかのデバイス」にFT232R USB UARTが追加されています。
「FT232R USB UART」を右クリックして、「ドライバの更新(P)」をクリックします。
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索(R)」をクリックします。
「参照(R)」をクリックし、ダウンロードし展開したフォルダを選択します。
「CDM v2.12.28 WHQL Certified」フォルダを選択して「OK」をクリックします。
ドライバーのインストールが完了しました。
COMポートの確認
Arduino IDEでシリアルポートを指定しますが、ポート番号を知るにはデバイスマネージャーの「ポート(COM と LPT)」を確認します。ここではUSB Serial PortがCOM3となっているのが確認できます。